期間限定レポ!
突発的焼肉バトルロワイヤル

それはS氏の突発的な思いつきであった。--「焼肉行きましょう!」

2005年10月10日体育の日、休日を利用しいつもの某吹奏楽団メンバー達は練習をしていた。このメンバー達、練習とくればそのあとのメシのこともしっかり考えている奴らばかり。普段も、やれおっきいハンバーグだの、やれファミレスとラーメンのハシゴだのはちゃめちゃだ。今回もまあご多分に漏れずはちゃめちゃ食いをしようと言うわけだ。

我々が行く焼き肉屋と言えば決まっている。都内某所にある店だ。ここは楽団のメンバーとちょっとした縁のある店、何かと贔屓にしてくれる。ここのコンセプトは「良い物を出来るだけ安く」のようで、実際肉の値段設定は極めて良心的であり、かつ肉質は非常によい。初めてここのハラミを食べた時、はっきり言ってカルビだと思った程だ。

ここのお勧めは内蔵系。味噌ダレでいただくマゼタレ(内蔵系の3品盛り合わせ)は絶品。お試しアレ。

内蔵系を貪る食の猛者達。

連休最終日とあって、今回は肉の品切れが多かった。ハラミやセンマイ、刺身系はことごとくなくなっていた。残念がるメンバー達。そこへ、あのメニューを思い出した。

「特上サーロイン」

































――ねーお父さん、サーロインのサーって、イエス、サーのサーだって友達が言ってたんだけどホント?

ああそうだよ。あんまり美味しいから、サー(sir)の称号をつけたって話さ。――

























これよこれ。今まで行くたびに「売り切れです」と言われ続けた幻のメニュー。タダのサーロインじゃなく、特上。これは期待も高まらないはずがない。そしてやってきたのは・・・














































み な さ ん

こ れ が サ ー ロ イ ン な ん で す ね !

























携帯カメラの画像なんで分かりにくい上にこのショットだけなのだが、運ばれてきた時は大皿にタレまみれとなっており、あのー自分ステーキ用なんですけどこんな姿でお邪魔しまーす的な状態。まさに圧巻である。猛者達は目の色を変え、網の上に投入する。焼きすぎは禁物だ。肉の脂、エキスをみすみす網の下に落とすことになる。焼き色が付いたくらいでさっと裏返し、直ぐさま口に放り込む。レアに仕上げたその中身からは、癖の無くすっきりとした肉汁と、信じられない程甘い脂が口いっぱいに広がっていく。なんじゃこりゃー!←(c)七曲署捜査一課























最後に筆者は右側のほぼ脂身だけの部位を落としにかかった。すでにここまででライス大を一膳平らげているので胃ははち切れんばかり。しかしこの脂を制してこそのサーロインである。こちらは先程よりも若干長めに焼き、香ばしさを強調させる。タレを付けてさらに二度焼き。香ばしさは倍増され、いよいよ準備は万端。冷めないうちに一口。

・・・うわっ。ちょ、ちょっ、まっ



















おいおいおいおい!! これ脂? 脂以外の何かだろ。Somethingだろ?!何か甘いんですけど。そして旨みが凄い。うひゃー!!




























満腹になった我々。そこへシメにやってくるのはシャーベットメロン味。食べ疲れた胃はこのアイスによって昇天できるのである。もう最高。食べたきゃ自分で探すんだな!!

おしまい

戻る